広島のすぅちゃん

BABYMETAL中元すず香の軌跡をたどる

040 アクターズスクール広島

2006年(8歳。小学2年時)中元すず香は新しい道へと踏み出します。
アクターズスクール広島に入学することとなったのです。

 

中元すず香アクターズスクール広島出身と聞いたとき、「あぁ、安室奈美恵のいたのが沖縄アクターズスクールだったな。その姉妹校か」なんて思ってました。
ところがどっこい、調べてみるとまったくの勘違いということがわかりました。
先ずは「アクターズスクール」とはなんぞやというところから 

 アクターズスクールとは
アクターズスクール (actors school) は、芸能人を目指す幼児から青少年の者に、「ボーカル・ダンス・演技」などの指導をする養成所である。芸能スクールともいう。
                    ウィキペディアより引用 

はい・・・アクターズスクールというのは固有名詞でなく一般名詞だったんすねw
要は芸能人養成所といったところでしょうか。
一般名詞なので、アクターズスクールという名前がついているからといって横の関係はなく、沖縄アクターズスクールとは全く別ものとのことです。


さて、アクターズスクール広島(以下、ASH)について

1999年に広島に創立されたスクール
・芸能界を目指す子を始め、キッズにダンスや歌を教える
入学資格年齢は4歳~20歳となっており、在籍者の大半は小中学生。
・レッスンは原則、週に1回、ダンスとヴォイスレッスンがそれぞれ80分。
・月謝28,800円

詳しくはこちらのパンフレットで参照できます。

http://www.tss-tv.co.jp/actors/data/pamphlet.pdf

 

運営会社はテレビ番組制作会社の株式会社テイ・エス・エス・プロダクション(TSSプロダクション)。テレビ新広島の100%子会社です。
その関係でスクール自体がテレビ新広島の建物内にあります。
http://www.tss-tv.co.jp/actors/school/index.html

 

1999年に創設されたASHですが、現在、芸能人の虎の穴と言われるほどの一流スクールとなっており、多くの芸能人を輩出しています。
第1期生にPerfume。第12期生にモーニング娘。鞘師里保、第16期生に乃木坂46中元日芽香先日のレコード大賞で新人賞を獲得した花岡なつみ等。
(第〇期生とありますが、ASHは半年に1回入学時期があり、入学した時期によりこの〇期生と呼ばれます。中元すず香は第15期生姉の日芽香より先輩となります)

 

こちらのページでASHが特集されており、さまざまなインタビューが読めます。

logirl.favclip.com


たいへん興味深い内容ですが、掘り下げていくとどツボにはまるので、印象的な部分を。

プロデューサー である高橋富美俊(ふみとし)氏は
「ある事務所からアイドルグループのオーディションをするから、何人か候補を出してほしいとリクエストが来たとします。そのとき「歌とダンスの資料はいらない」と言われることもあるんです。「ASHさんだから歌とダンスは安心しています。なので、ビジュアルの資料だけください」と。」
と述べており、いかにASHの生徒は歌とダンスが訓練されているかわかります。

 

アイドルネッサンスというアイドルグループに所属する卒業生の石野理子(りこ)さん(第20期生)
「一番最初のAクラスに入ったときは、レッスンのほとんどの時間を歌い方の基礎に使ってました。自分でピアノの鍵盤を押してキーをとる練習や、鏡に背中をつけて姿勢をよくして歌ったり、ペットボトルに水を入れて持って飛び跳ねて、マイクがブレないようにする練習をたくさんしてました。それはいまでも役立ってると思いますし、いまもたまに家でやってます。」


ペットボトルに水を入れてですか・・・
中元すず香はどんなに激しくダンスを踊ってもマイクの位置が口から離れず、ぴったりとついてくるので、素人目にも「こりゃあスゴいなプロ技だな」と舌を巻いていたのですが、こんな秘密があったんですね。。。この石野さんも「いまもたまに家でやって」いると最後に述べていますが、幼少の頃に叩き込まれた基礎というのがいかに大事かわかりますね。。。

 

このようにプロデューサーも絶対的な自信を持つASHの練習メニューですが、一流スクールとなった理由はレッスンだけではないようです。

 

「「アクターズ“スクール”」という名前ですが、生徒たちは“学ぶ”というより、心身ともに“戦って”います。半年に1回の発表会のステージに立つか立たないかは、毎回のオーディションで決まります。おのずと意識は変わってきますよね。」(プロデューサー高橋氏)


スクール内オーディションが多く、発表会への出演はもちろん、どのクラスに所属するかも実力により異なってくるようです。また、記事には多くの在校生や卒業生へのインタビューがあるのですが、スクール内オーディションがいかに生徒達に試練であるかがこれでもかと語られています。


スクール自体の紹介やオーディション悲喜こもごもがわかるASH紹介動画があります。非常に興味深い内容ですので要チェックしてみてください。

www.youtube.com

そんなASHですが、素人にはよくわからないのが、マスメディアでよく聞く「芸能事務所」との違いです。


高橋氏はこのように述べています。

「いま、ASH卒業生からたくさんのアイドルが出ていますが、我々自体が事務所の機能を持つということはまったく考えていません。確かにビジネスとしては有利になるかもしれませんが、そうなると、生徒の夢にこたえるという本分がおろそかになってしまいますから。」「ASHはあくまでも、夢への手助けをするスクールなんです。」


とのことで、芸能スクールと芸能事務所は異なるようで、いわゆる「事務所」は芸能人のマネージメントを(も)行うが、ASHは養成にのみ特化し、在校生・卒業生を使った収益活動は行わないということなのかなと。(厳密に言うと、ASHに所属しながら芸能活動を行うグループもありこのあたりはかなりテクニカルな話しになるようです)
いずれにせよ、大半の在校生はスクールでレッスンに励みながら、イベントに出演したり、オーディションを受けたりしながら、在京の芸能事務所にスカウトをされるのを待つということになるようです。

 

ASHの話しが長くなり肝心の中元すず香に触れることができませんが、ASHのシステムは中元すず香を知る上でとても大事なのでもう少しだけ。

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ASHのクラス編成についてですが、パンフレットのとおりクラス分けはヒエラルキー型となっており、

・まず基礎科としてBASICクラス(Fクラス)で基礎トレーニングを受けます。

・その後REGULARクラスである養成科に進みます。

・REGULARクラスは、年齢別に以下のように分かれます(ここ重要です)

  Aクラス 小1~小5辺り

  Bクラス 小6~中1辺り

  Cクラス 中1~高1辺り

  Dクラス 中3~高3辺り

・また、養成科には、選抜ASHダンスチーム(A,B) があります。

 「アクターズスクールを代表する、選抜ダンスチームクラスです。 6ヶ月に1度オーディションを行い、6~10名程度のメンバーを選出し、年齢・実 力に応じて、「ダンスチームA」「ダン スチームB」に編成します。それぞれ のチームでダンスのみを集中的に レッスンし、より高度な技術・表現方 法を学んでいきます。」

・そして専科(ADVANCEクラス)

 「年齢に関係なく実力があれば上がれます。ただし6ヶ月ごとに入れ替 えもありますので気が抜けません。」

・最後に芸能部と。

(クラス分けは時代によって異なり、過去には専科がなかったりDクラスがない時代もあったようですが、現在はこのような構成になっています)

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このように、ASHはヒエラルキー構造となっており、半年毎に実力に応じてクラスが入れ替わることがわかります。そして上へいけばいくほど多種多様なレッスンを受けることができます。

おそらくどのクラスでも月謝はかわらないのでしょう。このあたり、幼少期にスイミングスクールに通っていたので仕組みが理解しやすいです。スイミングスクールでは一般コース(練習週1回~2回)の中から選抜して、育成コース(練習週5回)、選手コース(練習週5回)に行くこが選ばれます。選手コースとなるとスイミングスクールの顔ですから、休みの日でも練習できちゃうし、顔パスでスクールへの出入りは自由ですよね。ただ、スイミングスクールの場合入れ替えはありませんでしたが・・・

 

このあたりを踏まえた上で、次回は中元すず香にふれていきます。