広島のすぅちゃん

BABYMETAL中元すず香の軌跡をたどる

320 終わりの始まり

 

2008年12月21日(中元すず香小学5年生、11歳)、可憐Girl'sはお台場で開催されている「HOT FANTASY ODAIBA」のステージに出演しました。

f:id:pierofw:20160415190524j:plain出典:http://d.hatena.ne.jp/nozorinne/20081221

 

ライブは、間を挟んで2公演行われたが、披露曲は同じだった模様

 1 MY WINGS
 2 とっぷし~くれっと(MY WINGSのB面)
 3 Over the Future

曲の合間にはインタビュー形式でのMCが入った。

初めての単独ライブであったことと事前に「卒業」が発表されていたことも伴い、全国からファンが集結。かなり熱いライブとなったようです。
(このライブの様子はいまでもかなり多くブログ等が残っています。皆さんそれはそれは熱いレポートしてますので気になるかたは検索してみてください)

 

そんな熱いファンの中に、小学2年生の女の子がいました。
そのコはのちにこんなブログを書いています。

f:id:pierofw:20160415190737j:plain

 はい。元さくら学院大賀咲希さんです。
 大賀さんは2011年にちゃおガールオーディションで入賞して芸能界入りしますので2008年当時はいち小学生。いちファンとしてライブに参加した模様。熱いですね。


 そして大賀は中元すず香が中学3年生のときにさくら学院に加入しました。

  小学校2年生の時に可憐Girl'sのライブに初めて行って。
 すごく大好きだったので、フリコピしながら見てたんですけど、その時、中元すず香ちゃんと目が合ったんですよ!
 家に帰ってからも「すぅちゃん目が合った」って喜んでて。
 のちに、すぅちゃんのいるさくら学院に転入した時に、その話をしたら、「全然覚えてない」って言われちゃったんですけど(笑)、私にとっては、ライブの楽しみ方を知ったライブだったので、とても印象に残ってます。
  引用:http://digaonline.jp/pleasure/2615

   そりゃそうだ(笑)


 ところでこのライブでは「卒業」についてはとくに説明されず、「来年も頑張りたい」等のコメントがあったため、可憐Girl'sは解散するわけではないのではないかという希望的観測も生まれたようです。

 

 


 年が明けて中元すず香が舞台に出演することが明らかになりました。

 公演名 ミュージカル『冒険者たち』
公演期間 2009年3月5日(木)~15日(日)
劇 場 シアターサンモール
原作 『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』 斉藤惇夫作 岩波書店
出演 内藤大希 川本成 佐野大樹 宮下雄也 平田裕一郎 佐藤永典 山田諒 滝口幸広 増田裕生 中元すず香(Wキャスト) 堀映莉音(Wキャスト) 伊藤明賢 加古臨王 林伊織 向後啓介 外波山文明
主催 ネルケプランニング

  冒険者たち公式より:http://www.nelke.co.jp/stage/bouken/

 ちなみにWキャストというのは、2人で一役をこなすことで、中元すず香は堀映莉音さん(アミューズキッズ)と、日替わりのようなかたちで舞台に出演することになります。

 

 このように可憐Girl'sではなく中元すず香の個人活動が発表されたことからもやはり可憐Girl'sの活動はもうなくなっていくのだろうかとファンがやきもきするなか、ついに決定的な発表がもたらされてしまいます。

 『可憐Girl's 』3月をもって任務完了!!

諸君!桐壷だ!
「Over The Future」 「MY WINGS」の名曲を歌い上げ、絶チルの盛り上げという重大任務を果たしてくれた 国宝級美少女ユニット『可憐Girl’s 』が、 3月をもってその任務を無事完了することとなったヨ!!
な、なんと!可憐Girl’sが1年間の感謝の気持ちをこめて、最初で最後のイベントを開くことが決まったヨ!!
2月25日発売の1stアルバム「Fly To The Future」初回プレス分の中に、QRコード付きのイベント参加応募券が封入されているから、携帯電話で絶対可憐に応募してくれたまえ!

■日時
2009年3月14日(土)  14:30 Open/15:00 Start
■場所
SHIBUYA BOXX(東京・渋谷)
■応募期間
2009年3月8日(日)24時まで

詳しくは、アルバム封入の応募用紙で確認してくれたまえ!

  引用:絶対可憐チルドレン公式HP

 

卒業、解散ではなく「任務完了」

メンバーからの手書きメッセージも掲載されます。

f:id:pierofw:20160415191822j:plain

 完全に望みを絶たれた内容。

 可憐Girl'sは人気があったにも関わらず任務完了として活動を停止することがわかりました。
 期間限定ユニットであることは既定路線だったのかもしれません。
 しかしアニメ終了とともに活動を停止するわけで、アニメが1年で打ち切りになることは公にすることができないという事情があり、可憐Girl'sの活動についてもはっきりしたことがアナウンスできなかった事情があるのでしょう。
 また、茨城、広島、熊本といった遠方在住の小学生にこれだけの活動を強いるのはかなり無理があったようです。

 原作者の椎名はのちに3人の母親がこのように語っていたと述べています

 レッスンとかステージとか移動とか受験とか、楽しかったり心配だったり忙しかったり、いろいろもー大変
 http://cnanews.asablo.jp/blog/2009/03/16/4184337より引用


中元すず香は2009年初春、怒涛の如く駆け巡る日々を送ったことでしょう。

 ・アルバムのレコーディング
 ・新曲も含まれているため振付練習。
 ・3月14日の任務完了ライブに向けての練習
そこにミュージカルが入ってくるのです

 

 これは後の話しになるのですが、中元すず香はこの「冒険者たち」に中学1年生時(2010年春)にも出演しています。
 そのときのブログにはこんなことが書かれています。

 こんにちは!
日曜日担当 シオジ役のすず香です!
稽古に参加しはじめて約1週間たちました!!
(中略)
今日は 稽古がお休みだったので台本を可愛くしてみました♪
(中略)
また明日から稽古です!!
あと3週間 この台本でガンバります!!
 「冒険者たち」公式ブログより(現在は見れません)

 日曜日担当ということで、ブログを日曜日に記しています。日曜日は稽古が休みだったということは、平日は連日稽古に勤しんでいたということでしょう。最後の行に「あと3週間」とありますが、これは、舞台初日までの期間のことです。ということは、稽古期間1ヶ月+公演期間、まるまる中元すず香は広島から離れているということになります。

 

 いったい学校はどうするの??

 この事実を知ったときはショックでしたね・・・
 さすがにこれはやり過ぎなんじゃないかと。。。

 

 2009年時はWキャストということで負担は2010年より軽くなっているかとは思いますが、かなりの期間を広島から離れて稽古に参加したことでしょう。そして公演となると舞台は連日ですから、平日、休日関係ありません。

 その公演期間中(2009年3月5日(木)~15日(日))に、ジェネオンアミューズは任務完了ライブ(3月14日)をぶち込んできたのです。
 いやはや芸能界とは恐ろしいところですね。。。

 多かれ少なかれ、他のメンバーも同じような状況だったと思います。これでは学業は捨てるか、東京に引越しでもしない限りさすがに続けれられないですよね。
 可憐Girl'sの活動は限界が来ていたと思います。

 

 しかし少女たちは、限界だからこそ、もう終わってしまうからこそ、最大限の力を尽くそうとするのです。

 

 「さくら学院プロデューサー・千葉伸大氏に聞く」
 千葉氏は「さくら学院」を手掛ける以前の2008年に、小学5,6年生の女子3人組ユニット「可憐Girl's」をデビューさせたことがある。新たに始まるアニメ番組のテーマソングを歌うなど、その番組を盛り上げるというのが主な活動内容だ。ただし、一般的なアーティスト活動とはちょっと違っていた。それはそのアニメ番組の終了とともに解散する、期間限定型のユニットだったことである。
 「ゴールが決まっていることがかえって良かったですね。テーマソングをレコーディングしたり、大きなアニメフェスに参加したりするなど、長くても数ヶ月スパンの目標を掲げて取り組ませたところ、『残り時間がどんどん減っていく』とばかりに、3人とも能動的に行動するようになり、驚くほど輝き出したんです。これだ、と思いました」
 日経トップリーダー特別版Autumn.2012より抜粋

 千葉氏は現在アミューズ執行役員三浦春馬佐藤健神木隆之介等の若手俳優を次々と育成したとされ、アミューズキッズのマネージメントも行う。ちゃおガールオーディションではアミューズ代表として審査員を務めるなどし、さくら学院関連では「エグゼクティブプローデューサー」とクレジットされている。

 


 2009年、可憐Girl's、そして中元すず香の最後の戦いが始まる。