2009年3月14日、中元すず香(小学5年生、11歳)は、SHIBUYA BOXXにて行われた「可憐Girl's任務完了スペシャルイベント」に出演した。
可憐Girl's最後の活動となるこのステージに、中元すず香はある誓いをたてて臨んだ。
小学校5年生のときにMIKIKO先生と約束したこと
『ステージでは泣かない』
ステージは最高のパフォーマンスをお客さんに見せるところだから
なんか、もうこれだけで泣けてきます
会場となったSHIBUYA BOXXはキャパシティが280人のライブハウス。
2月に発売されたアルバムに入っていた応募券にて応募した人の中からの抽選で参加できるとあって、CDを何枚も購入した人がでるほどの激戦だった模様。
可憐Girl's最後のライブは全国からファンが駆けつけ、熱気のこもったものとなったようです。
会場に行っていない者が当時の熱気を伝えることは難しいため、ここからは参加したかたがたに筆を借りましょう。
まずは可憐Girl'sの熱烈なファンだったこのかたから
3月にあった「任務完了ライブ」に家族と一緒に行くコトが出来た時は本当に夢のようで嬉しすぎて嬉しすぎて・・・
嬉しすぎて会場で振りコピしちゃいました(笑)
可憐Girl'sファンの水野由結さんのブログより引用:http://ameblo.jp/sakuragakuin/entry-11881291041.html
可憐Girl'sの熱烈なファンだという水野由結さん(小学3年生)はいちファンに留まらず、のちに中元すず香の人生に大きな爪あとを残しますので上のブログは必読でしょうか。
さて、ライブが始まります。
司会は荘口彰久
Over The Futureの振り付けを一緒に踊ろう、お教えしようと
パテシエユニット ミニパティ登場
自己紹介
「らうらです」「まりなです」「ねねです」「ミニパティです」
今後、柿沢安耶さんと一緒に活動したりします。
可憐Girl's応援ブログさんより引用:http://karengirls.seesaa.net/article/115753758.html
なぜかミニパティが登場w
さりげなく柿沢までアピール
可憐Girl'sファンポカーンだったことでしょう。
荘口「ミニパティは、『可憐Girl'sの妹分』ですので、よろしく!
彼女たちが「Over The Future」の振り付け講座をします」
アイドルマスターSICの手帖さんより引用:http://blog.livedoor.jp/yakushimaruhiroko/archives/51600734.html
可憐Girl'sの妹分て。まあ、ウソではないが・・・我らが小林さんいいのかそれでw
可憐Girl'sの最後のステージに集まった猛者たちもどうも腑に落ちないものの、言われるがまま振り付け開始。
うるさい男たちも、すっかり「ミニパティ」の言うがままに、
いぇい!
ぜったい!
だいたーん!
と、振りつけの練習をしています(笑)
アイドルマスターSICの手帖さんより引用
ついに可憐Girl'sが登場。ステージが始まる。
出展:椎名高志ブログ:http://cnanews.asablo.jp/blog/2009/03/16/4184337
1曲目 Over the Future
2曲目 ぴかっときらっと!Dash Girl's
インタビュー形式のMC
3曲目 とっぷし~くれっと
インタビュー形式のMC
MCの最後に「次の曲で最後になってしまいます」
4曲目 MY WINGS
で、曲が終わると、さっと引っ込む3人。
まじかよ!
イベントだと、アンコールを求めないのも一部のお約束らしいけど、
照明もつく気配もありません。-------------------------------------------------------
これは、アンコール行くのか?
拍手が継続し、一部ではアンコールと聞こえてくる中、
右隣の奴が「可憐!(か・れ・ん)」と叫びだす。うん、そうだよな。
そっちの方がイイわ。
それに乗っかって、私も「か!れ!ん!」で、叫ぶ。
みんな考えることは同じなのか、
自然と広がる「か!れ!ん!」の輪。
か! れ! ん! か! れ! ん!
か! れ! ん! か! れ! ん!---------------------------------------------------------
結構早めに、3人が再登場。
(舞台袖で、行ってもいいか、スタッフに聞いて、
スタッフに「ハイ!」と合図されてる姿が、見えてました(笑))当然、盛り上がる会場!!!
アイドルマスターSICの手帖さんより引用
ミニパティを交えてのMCののち
AYAMIが
「この曲を歌うのは、これが本当に最後です」
と、言うと、場内から「えー!」って声があがる、当然あがる
それは「最後なんて寂しい、もっと歌って欲しい」って意味の「えー!」なのですが
その時のAYAMIの表情が、すごく悲しそうな表情でねルーの多事総論さんより引用:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/6765/ru-tazisouron2009-03b.htm
5曲目 Over the Future
アツイ会場に、さらに火をつけてしまいました。
後ろから、露骨にタックルとか、突進してくる人が、見えてました。
ある意味、無法地帯、一歩手前の、激しい盛り上がり。アイドルマスターSICの手帖さんより引用
可憐Girl'sのみでMC
3人だけで最後の挨拶
「みなさんのおかげで、可憐Girl'sはここまでできました」
と、SUZUKAは、ちょっと涙目だっけど、意外とあっさりと
YUIKAは、かなり泣いてました
AYAMIも、けっこう泣いてたけど、すぐ笑顔に戻る
ルーの多事総論さんより引用
ゆいかちゃんと彩未ちゃんは、涙がポロポロ。
両眼から泣いてて、ほっぺたの上あたりに、宝石のように、
丸い涙の粒が見えるくらいの、ゆいかちゃん。
両眼や、まぶたが、赤くなって、声が震える、彩未ちゃん。--------------------------------------------------------------
最後のあいさつを終えた、と思った瞬間、
照明が明るくなって、
いきなり始まる、「Bye!Bye!Bye!」アイドルマスターSICの手帖さんより引用
6曲目 Bye!Bye!Bye!
涙を浮かべながらも、歌い続ける3人。
会場も、泣きたいような、苦しいような気持ち。---------------------------------------------------------------
3人が歌詞につまりそうだと、観客が自然に歌ったり。
というか、関係なく全部歌い続ける人や、
「絶対に忘れないよ!」とか、
「またいつか逢える!」とか、
みんな、必死に叫んでました。---------------------------------------------
観客も、泣きそうになるのを、歌うことで、
悲しい気持ちを、必死に振りはらおう、
解散を打ち消そうとしているようでした。----------------------------------------------------------
そして、最後の挨拶。
マイクがオフになり、地声で会場に話しかけます。
会場がうるさくて、聞こえない人もいたかも。「ありがとうございました!!!!」
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会場からも、わき起こる「ありがとう!」の声。
なんか、悲鳴のような、絶叫のような声。
とにかく、会場がすごい状態でした。いっぱい手を振ってくれる3人は、
そのまま、舞台袖に消えていきました。---------------------------------------------------------
自然と起こる、「か!れ!ん! か!れ!ん!」コール。
その大声は、なんと「本日のイベントは終了しました」の声が、
完全に聴こえなくなるほどでした。放送を打ち消したいぐらいに、みんな真剣でした。
それぐらい、みんな声出してました。
燃え上がった、時間でした。アイドルマスターSICの手帖さんより引用
こうして可憐Girl's最後のステージは幕をとじました。
彼女たちがレコーディングの際も
泣いてしまったという
『Bye!Bye!Bye!』を涙ながらに歌う姿に
こちらもほろり。
彼女たちの涙で
私の涙も浄化されるようでした(T_T)打ち上げに
我が事務所の作家チームも参加させていただき
原作者の椎名先生や「絶チル」の川口監督とも
ご挨拶が出来て感激!!可憐Girl'sは最初から最後まで涙が止まらずでしたね。
本当にこの一年が楽しくて嬉しくて仕方なかったようです。
みんなで挨拶した後
AYAMIちゃんは泣きながら、会場で流れていた
「FULL THROTTLE」の一節を口ずさみ(笑)
それでもまだ泣いて(涙)作詞家六ツ見純代さんのブログより引用:http://ameblo.jp/wingcat630/entry-10224341481.html
会場のライブハウスは満員ですごい熱気。そしていろんな意味でテンション高けえわけですが(笑)、
それに負けない全力のステージを繰り広げてくれました。(中略)
ステージのラスト、お別れのあいさつで感極まって泣いてしまったGirl'sは、その後楽屋でも三人揃って小一時間、号泣が止まりませんでした。スタッフに「ほら、もう泣かない! 笑顔でいいお顔して!」と叱られてもずっとしゃくりあげてて、可愛いったらなかったです(*^_^*)。
「しばらく感激にひたらせてあげればいいのに・・・」と思ったけど、取材やなんかの都合もあって、そうもいかないみたいで・・・・号泣が収まりきらないうちに、持っていった色紙をプレゼント。ついでに関係者に記念に配っている、チルドレンのイラストを印刷した名刺も。
「あっ、名刺入れに<BABEL>って書いであるうううわーん!(>_<)」
「風船ありがどうございまじだああああーん!(TдT)」
「いい漫画をありがどうございまずうううわーん!(T_T)」原作者椎名高志のブログより引用:http://cnanews.asablo.jp/blog/2009/03/16/4184337
可憐Girl'sライブ後の任務完了コメント
泣きはらした顔が・・・(´;ω;`)ウッ…
最後にこのライブの現場にいたこのかたの感想を。
ーーで、どうやってBABYMETALは具体化したんでしょうか。
SU-METALが前に所属していた可憐Girl'sという3人組の小学生ユニットがあったんです。
ダンスも歌もポテンシャルが高かったんですよ。また面白い子達が出てきたなと。
活動は1年間で、特に“任務完了ライヴ”って言われている活動最後のライヴがすごい熱かったんです。
それを観て「これは!」と思って。で、解散の時に新しいユニットを作ろうと思ったんです。
MARQUEE Vol.94 (2012年12月)より引用
KOBAMETAL氏の発言です。
KOBAMETALこと小林啓氏もアミューズの人間なのですから中元すず香のことは当然知っていたでしょう。
しかしライブで実際に見たのはこれが初めてだったかもしれません。
その現場が「すごい熱かった」
「これは!」
ライブの熱気は実際に触れてみないとわからないものでしょう。
小林が絡んで結成されたミニパティ。
ミニパティを宣伝目的で出演させたことにより小林もライブを見ることになったという偶然。
可憐Girl'sとそのファンが一体となってつくった熱気。
それがBABYMETALが誕生するきっかけとなった。
現場にいた水野由結をはじめとした280人の熱いファンの皆さんがいなければBABYMETALは誕生しなかったのかもしれません。