広島のすぅちゃん

BABYMETAL中元すず香の軌跡をたどる

 

1360 部活動ミニライブで初MCに挑戦

 

 2013年3月12日さくら学院は3rd Album「さくら学院 2012年度 ~My Generation ~」発売記念 “部活動ユニット” ミニライブタワーレコード渋谷店 B1F「CUTUP STUDIO」にて開催。

さくら学院さくら学院 2012年度 ~My Generation ~」発売記念 “部活動ユニット” ミニライブ 開催のお知らせ

さくら学院3rd Album「さくら学院 2012年度 ~My Generation ~」発売記念して、 “部活動ユニット” ミニライブの開催が決定しました。

【日時】2013年3月12日(火) 19:00~
【会場】タワーレコード渋谷店 B1F「CUTUP STUDIO
【出演】科学部 科学究明機構 ロヂカ?、クッキング部 ミニパティ、テニス部 Pastel Wind、MC 中元すず香

【ミニライブ参加方法】
イベント当日10:00からタワーレコード渋谷店1F特設カウンターにて、2013年3月13日(水)発売 さくら学院さくら学院 2012年度 ~My Generation ~」(さ盤/く盤/ら盤/通常盤)のいずれか1枚購入されたお客様に先着で「ミニライブ参加券」を1枚お渡し致します。
 http://www.sakuragakuin.jp/news/single.php?id=367

  3月12日開催のイベントに参加するために、3月13日発売のCDを買う必要がある。。。
 デロリアンがないと達成できないようなハードミッションかと思ってしまいますが、それができてしまうレコード業界の不思議。
 BABYMETALの2ndアルバムは2016年4月1日のFoxDayに世界同時発売と謳っていたのに、日本ではフライング発売されていて海外キツネたちが大混乱していたことを思い出しました。

 

 さて、重音部BABYMETALが参加しないイベントに中元すず香の出番はないのかと思いきや、MCとして出演するようです。
 さくら学院1stアルバムリリースの際も、部活動ユニットのみのイベントがあり、その時も生徒会長の武藤彩未がMCを務めてました。(参照:670 


 この日、中元すず香は初めてMCを経験。

卒業が近づいてから、森先生との対談やイベントの司会、1人でトークイベントに出演させてもらったり…と 初めての事を沢山経験させていただいています
 2013年3月24日中元すず香さくら学院日誌より https://ameblo.jp/sakuragakuin/entry-11496927219.html

 

MCとは?
司会、司会者、番組進行役(英: master of ceremonies, master of ceremony)のこと。転じて、コンサートなどで、演奏の合間に演奏者が話をすること、またはその時間。
 wikipediaより

  MCには2つの大きな役割がある。
 ①トークをしながらセレモニーをより充実したものに創り上げていくこと
 ②時間の管理を行いセレモニーを滞りなく進行させること

 この2つの役割は、相関する場面と相反する場面がでてくる。
 例えば、次の演目の準備に時間を要するときは、会話をどんどん繋ぐことにより時間を稼ぐ技術が必要で、逆に出演者の会話や余興が面白くて盛りあがっていても時間の制約により途中でうまく切らなけらばならない。
 異なる役割が次々と混然一体となって襲ってくる実に難しい役割と言える。

 そんな難しいMCに初めて挑んだ中元すず香だが、その舞台はなんと19時開始のライブ。

 19時という数字にどういう意味があるのか。

労働基準法 第6章 年少者 より抜粋

第56条
①使用者は、児童が満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで、これを使用してはならない。
  ←中学生に仕事させてはいけない
②前項の規定にかかわらず、行政官庁の許可を受けて、満13歳以上の児童をその者の修学時間外に使用することができる。
  ←役所の許可があれば13歳以上に仕事させることができる

第61条
①使用者は、満18歳に満たない者を午後10時から午前5時までの間において使用してはならない。
⑤第1項の時刻は、第56条第2項の規定によつて使用する児童については、第1項の時刻は、午後8時及び午前5時とし
  ←中学生に20時以降仕事させてはいけない

  中学生は20時までしかお仕事ができないのですね。
(この法律は、映画や演劇なら13歳未満でも仕事OKとしていたり、テレビは例外と読みとれるような謎の通達があるなどの例外規定が多く存在するので、法律の精神からは離れた仕事のさせ方をしている事務所やテレビ局もあるようですが、アミューズは20時というラインをいつも守らせているようです)

 ということで、19時開始のライブというのは時間の制約が大きく、1時間きっかりで終わらせないといけない。
 ライブというのはセットリストが決まっていて時間が読めるからまあ大丈夫なんだろうけど…仮にライブ開始時間が遅れてしまったらどうするのか。セットリストを変更するのか。ライブ途中でトラブルが発生したらどうするのか。

 初めてMCを務める中元すず香には、楽しい会話をしてライブを盛り上げつつ時間の進行管理をしっかり行うという難しい役割が課されていたのでした。


 すぅちゃんは他の生徒が部活動ユニットの衣装で登場するなか、1人だけ制服姿だったそうです。

(当日の模様を伝えるブログ)
 http://ameblo.jp/waffle-b/entry-11511182959.html
 http://d.hatena.ne.jp/crossroad_2010/20130317/1363526168
 https://ameblo.jp/buddyblayzer/entry-11489253678.html
 http://littlewing2007.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/2013312-2012my-.html

【セットリスト】

  影ナレーション(中元すず香

1 テニス部 Pastel Wind「スコアボードにラブがある」

  MC(テニス部&中元すず香

2 科学部 科学究明機構ロヂカ?「サイエンスガール▽サイレンスボーイ
3 同「ユメを解く理論」

  MC(科学部&中元すず香

4 クッキング部 ミニパティ「プリンセス☆アラモード」
5 同「よくばりフィーユ」
6 同「ミラクル♪パティフル♪ハンバーガー」

  MC(全員)

  このライブは映像や報道がないので、当日参加されたファンの皆さんの記録に頼ります。

 

 ライブは先ず中元すず香影ナレ(声だけのナレーション)で始まります。
 各部活動の紹介をしつつ、さくら学院における部活動の意義、部活動ユニットミニライブの趣旨が述べられます。
 部活動紹介では、重音部を「ネイルを塗ってキツネの神様に操られてみたり」とか、バトン部を「上腕二頭筋を自慢しながらバトンをまわしたり」と表現し、笑いを誘っていたそうです。

 

 1曲目テニス部(杉崎寧々堀内まり菜田口華野津友那乃)のパフォーマンスのあと、中元すず香が登場し1回目のMCタイム。
 すぅちゃんは杉崎ねねどんの部長ぶりについて下級生に尋ねたりしてたそう。

 

 続いて科学部(佐藤日向堀内まり菜磯野莉音)が登場し2曲披露。

 曲後のMCではすぅちゃんが「フリ真似しながらノリノリで登場」
 すぅちゃんが科学部の曲のおかげで元素記号を覚えられたと話しをふると、科学部の3人は、結成当初、夏休みの宿題として元素記号を完璧に覚えたという逸話を披露。
 ほんとに完璧に覚えたの?となり、じゃあクイズをしてみようということで、問題を出そうとしたすぅちゃんでしたが「(私が)問題出せるレベルにない」と落として会場は大爆笑。


 続いてクッキング部(水野由結菊地最愛田口華)が登場し3曲披露。

 最後のMCには全員登場。

 ここで事件が発生します。


 以下ファンの皆さまの証言を基に筆者のデフォルメを加えてお届けします。

 

 事件の発端は堀内まり菜
 初代ミニパティだったまりなが、ミニパティのメンバー替えが行われた理由は「衣装が小さくなっちゃったから」というエピソードを披露。
 その上で「今のメンバーにはピッタリで、ちっちゃいミニパティくんが可愛い」と述べた。


 この発言に反応したのがちっちゃくても負けん気は強い水野由結

 「そんなにちっちゃくない!」と猛反発

 このセリフは「目指せ!スーパーレディ」の歌詞にもなっており、ゆいちゃんにとってはお約束ねた(半分本気)。

 

 うまくねたを投入したゆいちゃんだったが、この発言にカチンときたのが初代ミニパティ杉崎寧々

(ちょっとあんた何言ってるのよ。ちっちゃいから譲ったって言ってんでしょ。他の理由があるっていうの?)
ねねだったらもうちょっと可愛くできる

 

 ねねどんの攻撃にゆいさんはマジギレ5秒前。ってか、キレた。

(だったらいまここで)「お手本見せてください♪」

 

 思わぬ展開に焦ったMCの中元すず香さんは
 「今ここでやるのは勿体ない…また次の機会に」
 と、なだめようとする。
 場の空気をこれ以上悪くしない思いもあったが、それ以上に時間を気にしていた。
 (なんとしても20時までに終わらせないといけないんだよね・・・もうこのへんで終わりにしてよ。わかる?わかるでしょ?)

 

 なのに、ねねどんの発言にガチギレした現ミニパティ菊地最愛が暴走。決定的な一打を放つ。

 「いま言ったわけじゃん!

 

 ハラハラしながら見ていた人のよい父兄たちはこの発言で完全に凍りつく。ここは北極より寒いんじゃないか、そう感じたという。

 流れる重い空気。騒動を収めるべくなんとかしたいMCの中元すず香だが気持ちは焦るばかり。


 ここで外野から参戦してきたのが佐藤日向
(あぁ、なたひー。こういう空気、なたひーがいつも変えてくれるよね。うまく収めてね。でも時間の尺があるから、やらせちゃダメよ。ちゃんと上手に収めてよ!)

 

いつ見るの?


今でしょ!」(会場合唱)

 

 ズッこける中元すず香の横でひなたは渾身のどや顔を見せていたことだろう

 

 結局、現ミニパティが新曲の振りを初代ミニパティにレクチャーし、大幅に時間をとってしまったものの、会場は大盛り上がりで大団円。

 
 この展開は、
 まりなの天然発言が嵐を生み、
 負けん気の強い2人がバトルを繰り広げたところにもあが加勢。
 あわてふためく生徒会長をしり目に、外野からひなたが煽る。
 という、2012年度の縮図とも言える見事なコントでした。

 


 終演を告げるチャイムがなり、ライブが終わったのは19時57分。
 中元すず香はホッと胸をなでおろしたことでしょう。

 

 

f:id:pierofw:20170918135910j:plain出典:https://ameblo.jp/sakuragakuin/entry-11432074081.html

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