広島のすぅちゃん

BABYMETAL中元すず香の軌跡をたどる

1520 メギツネ発表後の道のり~メギツネライブ初披露~

 BABYMETAL最後のシングルCDリリースとなった「メギツネ」の発売後の動きを見ていきます。


〇 2013年6月19日テレビ埼玉HOT WAVE」にてBABYMETAL出演回放送

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 テレビ埼玉の「HOT WAVE」に出演するのはこれで2度目ですが、この番組はBABYMETALをリスペクトしてくれているため実によくできた構成となっています。
 MCの山本さんが元ドラマーであり、かつアイドル文化への造詣も深い幅広いかたなのも大きいかと(番組的にはももクロ推しのようです)。

f:id:pierofw:20181011051646j:plain出典:https://twitter.com/music_teletama/status/347022352393043968

 

 先ずはBABYMETALの紹介が秀逸なので書き起こしてみます。

ツネ様からのお告げを受け、「メタルレジスタンス」遂行の為、この世に降臨したアイドル界のダークヒロイン「BABYMETAL」。
一度見たら虜になるYUIMETAL&MOAMETALのライブパフォーマンス。
またクリアトーンが響き渡るSU-METALのボーカルは聴くものを恍惚の世界へと誘う!
そんなBABYMETAL、今夜2度目の降臨です!

 前半部分は定型的な文章ですが、後半で3人の個性に触れているところが素晴らしい。

 さて、インタビュー内容について

SU-METAL 歌詞で出てくる「顔で笑って心で泣いて」っていうところが私は一番大好きで、たとえ辛い事があったとしても、ちゃんと周りには演じてそういうところは見せないんだよという
かっこよさ
女性はちゃんと持ってるんですよっていう
だから私もそういう女性になれたらなって思いました

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 メギツネはお祭りメタルなどと呼ばれ、ワッショイワッショイ的な歌であるにも関わらずこんな思いも入っていたとは。
  メギツネがレコーディングされたのは4月2日で、すぅちゃんはその2日前のさくら学院卒業式での自分と重ね合わせて歌ったとも後に語っていますね。

 この曲は4月2日にレコーディングしてるんですね。SU-METALは…世を忍ぶ仮の姿の中元すず香は3月31日にさくら学院を卒業して、そのときにこの曲の歌詞の「顔で笑って心で泣いて」ってところ…「さくら学院の卒業式を思い浮かべながら、自分自身が我慢して耐えたこととかがこの曲にも繋がるんじゃないかな?」って言われた時に、「あ、そうだな!」って本当に思って。そのときだったからこそ、余計に共感できる部分だったのかなって思います。
 ヘドバン(vol.1)2013年7月4日発売より

 中元すず香は他のインタビューでも「顔で笑って心で泣いて」の部分について触れており、この部分が歌詞の肝であることを伝えているのですが、それはこのような思いがあったからなんですね。
 ステージ上では泣かないと約束し、涙なしで乗り切ったさくら学院卒業式。
 中元すず香は強い女性なんDEATH!!

 

 続いて初回生産限定盤のカップリング曲「おねだり大作戦」いついて

山本さん これが実はかわいらしい歌に聞こえて、これまた掛け合いというか、SU-METALさん入ってるんですねこれね。言うたらこの( )のところみたいな。
SU-METAL はいそうなんです。普段は私が歌ってて2人がスクリームっていう感じで( )で歌ってるっていう感じだったんですけど、今回は逆で、かわいい2人が歌ってて、そこに( )っていう感じで、ちょっとかっこいい感じで大人っぽい感じで入ってるっていう。

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 なんとおねだり大作戦のコーラスをすぅちゃんがやってたとは!
 ( )のかっこいいところをいつかライブで聞けることがあるのでしょうか。


 次にBABYMETAL講座が始まります。
 前回出演の際は、BABYMETALはべびーめたると読むとかBABYMETALはワンワードであるなどの基礎講座でしたが、今回はレベルアップして「ウォールオブデス」「モッシュッシュ」などのBABYMETAL的メタル用語の解説が入ります。
 この一連の流れがとにかく面白い。

 先ずは「ウォールオブデス」について山本さんから(動画10:30あたりから)
「僕らのメタルの世界で言いましたら、お客さんを二つに分けまして、『おら分かれろや分かれろや』ってやって『さあ、いけ!』と言ったらお客さん同士がうわーっとぶつかるというのがウォールオブデスなんですけど」
 と説明があるのですが、このときのすぅちゃんの反応。

 「へ~」

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 まるでこのとき初めてウォールオブデスの説明を聞いたかのような反応です。
 BABYMETALではほんもののウォールオブデスとはどういったものかは説明してないことがなんとなく伝わってきます。
 この番組の収録の先か後か微妙な時期ですが、5月26日に行われたメトロックのときにSU-METALは初めて大きいウォールオブデスを見て「なんじゃこれ」と思ったと後に語ってますね。ほんとに「なんじゃこれ?」と思ったのではないでしょうか。

SU-METAL そういえばメトロックで初めて大きいWOD(ウォール・オブ・デス)が起きたんだ!はじめは「なんじゃこれ?」って思って。
 2013年11月20日発売 ヘドバンvol.2より

 イジメ、ダメ、ゼッタイがライブで披露されてからすでに2年近くたっており、ウォール・オブ・デス!とあれだけ煽っておきながら、実際にお客さんがやったときはびっくりするという。ちなみにBABYMETAL的に「ウォール・オブ・デス」とは「駆けっこ」のことなのでぶつかっちゃダメなんです。

 

 続いて「モッシュッシュ

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 「安全に楽しく仲良くおしくらまんじゅう」
 ここ、字幕からは抜けているのですが、すぅちゃんは「みんなで」と言っています。
 ここ重要ですね。みんなでやるのが大事なことなんです。


ベビーヘドバン
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 ベビーヘドバンは「ヘドバンギャー!!」のときにでてくる振りで「首を横に振る」と説明したあと
 「これ変わってるよね?」と聞かれて
 3人は真顔で「そうですかね?」と

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 スタジオ内でも笑いがおきているためか「え、そうなのかな?」という感じですぅちゃんがスタッフのほうを見やっており、心外のご様子です。

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 そして「土下座ヘドバン」の指導もありぃのでBABYMETAL的ライブの楽しみ方がレクチャーされたわけですが、このあとBABYMETALの音楽的要素について非常に重要な話しがあります(動画16:00頃から)。

山本さん ライブではおそらくこの「メギツネ」も披露されると思いますんで。歌い方もちょっとかわってそうなんでね。
SU-METAL あ、そうなんですよ。いつもレコーディングするときって、だいたい「なんとなくのイメージで歌ってみて」って言われることが多くて、そういう感じでツルーーって歌うことが多いんですけど、今回は初めて歌い方の指導みたいな感じで。はい、初めてで。

 この部分は、メギツネの「あぁ~」の部分をどのように歌うかで「津軽海峡・冬景色」をイメージして歌うよう指導が入ったということを伝えたいトークなんですが、ビックリするのはこれまで歌唱指導がなかったというところ。
 中元すず香はBABYMETALの曲をこれまで3年近く「このように歌って欲しい」というリクエストもなく「なんとなくのイメージで」「ツルーー」っと歌ってきたという事実。
 ここからわかることは、BABYMETALにおけるボーカルというのはSU-METALを始めとする3人の感覚で楽曲が磨かれていっているということ。

 

 

2013年6月21日深夜、日本テレビミュージックドラゴン」BABYMETAL出演回放送

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 この番組はBABYMETALを大々的に取り上げてくれており見所のある番組となっていますが、特筆すべきは「メギツネ」のスタジオ収録が放送されたところ(動画15:20頃から)。
 BABYMETALの曲がライブで披露される前にテレビで放送されたのはこれが初めてであり、これより後もいまのところないのでは。

 少し問題なのは、このパフォーマンスは生歌なのかどうなのか。
 ということでどうしても見た目に言及せざるを得ませんが
 先ず衣装は着物ではなかったということ

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 次に当てぶりしているバンドメンバーがBABYBONEではなかったこと

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 いずれもMVでそうだったので、驚くことではないのですが、骨がクビになった!と残念がる人もいたとかいなかったとか。

 

 

2013年6月22日タワーレコード渋谷B1FCUTUP STUDIO」にて「メギツネ」リリースイベント

BABYMETAL 『メギツネ』リリース記念 “いなりん”とヒット祈願奉納会&ミニライブ

第1部『“いなりん”と「メギツネ」ヒット祈願奉納会』 「メギツネ」発売を記念したトーク・イベント。スペシャルゲストとして、愛知県豊川市ゆるキャラである“いなりん”が登場。 BABYMETALのメンバーと一緒に新曲「メギツネ」のヒット祈願をしましょう! 第2部『咲いて散るのが 女の運命(さだめ)よ ~ミニ・ライブでワッショイ!!~』 。 「メギツネ」発売を記念したミニ・ライブ。来場者には会場限定デザインの「メギツネ団扇」をプレゼント!

開催日時
2013年06月22日(土) 16:00
2013年06月22日(土) 18:30
場所
渋谷店 B1F「CUTUP STUDIO
 https://tower.jp/store/event/2013/06/003080

  これはタワーレコードのリリースイベントですね

【当日の模様を伝える報道】
http://www.music-lounge.jp/v2/articl/news/detail/?articl=2013/06/24-13:00:00_984433e6243289063f6bf3f37b36d423
https://okmusic.jp/news/22639
https://natalie.mu/music/news/93423

【当日の模様を伝えるブログ】
http://d.hatena.ne.jp/crossroad_2010/20130622/1371890546
http://d.hatena.ne.jp/crossroad_2010/20130622/1371902972
http://hamauna317d.blog46.fc2.com/blog-entry-717.html
https://yaplog.jp/ichimanpiece/archive/416

 

第1部『“いなりん”と「メギツネ」ヒット祈願奉納会』

 当リリイベは2部制ですが、先ずは渋谷の街をキツネ面のスーツ軍団が練り歩くという謎イベントから始まります。

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f:id:pierofw:20181011064915j:plain出典:http://www.music-lounge.jp/v2/articl/news/detail/?articl=2013/06/24-13:00:00_984433e6243289063f6bf3f37b36d423

 これは「黒いなり寿司」を運んでくるという設定だそうです^^;

 

 会場のタワレコでは愛知県豊川市の名産「豊川いなり寿司」を奉納するイベントが開催され、「キツネの使者」がタワーレコード渋谷店まで「黒いなり寿司」を運んでくる映像が紹介されます。会場に登場した「キツネの使者」は、BABYMETALにいなり寿司を手渡しますが、使者の正体はタワレコ社長嶺脇氏だったという体でイベントが進みます。
 その模様の一部が後に報道されました。

www.youtube.com

 神主が登場し、豊川いなり寿司をうやうやしくキツネの神様に奉納し、ヒット祈願が始まります。お祓いや祝詞、お榊の奉納など、20分近くに及ぶ本格的な神事が執り行われる。

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f:id:pierofw:20181011065356j:plain出典:https://natalie.mu/music/news/93423

 その後はステージにBABYMETALの3人が残り、メギツネの見どころや今後の抱負を述べ、最後は「BABYMETAL、コーン!!」という掛け声で締めくくった。

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 歌披露もなく、謎イベントの感は否めませんが、ここで重要なことは、豊川いなり寿司なるものが登場したこと。
 BABYMETALの全てを司るキツネ様はいったい何者なのか。
 これまでそれが明かされたことはなく、今後も明らかになることはないでしょうがここに一つのクルーが。
 愛知県豊川市にある妙厳寺(みょうごんじ)通称「豊川稲荷」にはキツネ様が1000体以上祀られている。


 豊川稲荷・霊狐塚

f:id:pierofw:20181011084842j:plain出典:https://blogs.yahoo.co.jp/nawananda/51777529.html


 豊川稲荷には東京の赤坂に別院があり、こちらにもキツネ様は多く祀られており、場所柄芸能人も多く参拝することで知られているという。

 豊川稲荷東京別院

f:id:pierofw:20181011084933j:plain出典:https://hachiki.net/archives/3742


 BABYMETALの神様であるキツネ様は、京都の伏見稲荷大社に由来するのか、豊川稲荷に由来するのか、論争は尽きぬところですが、現在のところBABYMETAL側から言及があったのは豊川稲荷のみなのでこちらに軍配が上がりそうです。
(と、書きましたが、アメリカからの情報では、グラフィックノベルのストーリーは京都から始まるということであり、これまでの通説が覆されるかもしれません)




第2部『咲いて散るのが 女の運命(さだめ)よ ~ミニ・ライブでワッショイ!!~』

 イベントだけだった第1部から客を入れ替えての第2部ではライブオンリーでBABYMETALが攻めます。

【セトリ】
1 メギツネ
2 いいね!
3 イジメ、ダメ、ゼッタイ

 このミニライブは1部とはうってかわって、MCなし、アンコールなしのノンストップライブでした。

  ここでついにメギツネがライブで初披露されました。
 (厳密には、NHKや日テレのテレビ収録に参加した人たちは事前に見ることができた)

 お客さんの反応

・ソレソレの合いの手が素晴らしく異様に盛り上がった

・お面を放り投げた

 ・舐めたらいかんぜよがかっこよすぎる

 ・ベビメタはやはりライブ

  このような感想が散見されます。
 メギツネは合いの手がお客さんものりやすく、お面を投げたり決め台詞があったりと、エンターテイメント要素が多く、とにかく盛り上がったようです。
 BABYMETALの楽曲のクオリティとライブパフォーマンスでお客さんをのせる力を見せつけたイベントでしたが、さくら学院時代からお世話になってきたタワレコでBABYMETALがライブをするのはこれが最後の機会となりました。

 


BABYMETALを支え続けてきてくれたタワレコ嶺脇社長と

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